アングル:「故郷の家族は中国のどこに」、在外ウイグル族必死の探索
[ウルムチ(中国) 22日 ロイター] – ジバ・ムラートさんが最後に母親のグルシャン・アッバスさんに会ったのは2016年、場所は米首都ワシントン近郊のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港だった。故郷の中国・新疆ウイグル自治区では、少数民族が抑留されているとの報道が出始めており、ムラートさんは母親に戻らないよう懇願した。
「心臓の鼓動が激しくなった。行かないでと母に訴えた」とムラートさんは言う。「すでに収容所が建設されつつあるとの話も耳に入っていたが、母は自分なら安全だと考えていた」
引退した医師であるグルシャンさんからは、帰国後まもなくパスポートが没収されたと知らせがあったが、詳細は話してくれなかった。毎日のビデオ通話は緊迫感を増し、グルシャンさんが頭を振り、はっきりと理由は告げずに泣くこともあったという。
関連記事
中国のAI恋愛アプリで、不適切なやり取りが問題に。未成年でも簡単に利用できる実態が明らかになり、不安の声が広がっている
中国で国道の通行料を再び徴収。120kmに料金所3か所、しかも約30年徴収。ガソリン税で道路維持費は払っているのにさらに負担……生活への影響に不満が広がっている
上海のある商店街の8割が閉店。人はいるのに店が続かない現実
中国共産党(中共)の重要会議「両会」の期間中、財政引き締めの動きが一段と強まっている。中共財政部は各級党政機関に対し、「倹約生活」の徹底と「三公経費」(公務用車、公務接待、公費出張)の削減を改めて要請した。
子役に恋愛や復讐を演じさせる時代、中国の短編ドラマで何が起きているのか
その影響は学校生活にも広がっている