世界中で現存している偉大な建築物の中で、ピラミッドは常に人々の焦点を集めています。人類は長い間、ピラミッドに関する未知の謎の答えを探し求めてきました。
エジプトのピラミッドの関する謎が最も代表的です。
一体誰が造り上げたのか。どのようにこの巨大なピラミッドを建てたのか。その目的は何なのか。我々に残された数多くの謎は未だ解明されていません。中でも、ピラミッドの建築方法は地球上においても、最も大きな謎でしょう。
しかし、ピラミッドはエジプトだけに存在しているわけではありません。
海底に沈んでいるものもあれば、地表の下に隠されているものもあり、山の頂上だと思っていたが、実はピラミッドだったという驚くべき発見もあります。
人々が知っているエジプトとマヤのピラミッド以外、世界中の至る所にまだ私たちが知らないピラミッドが存在しています。本シリーズで中東アジア、ヨーロッパ、中国、南アメリカなど、皆さんに世界中のピラミッドを紹介していきたいと思います。
ピラミッドの異なる用途
ピラミッド、それは建築学上では錐体建築物と呼ばれ、一般的に土台の部分は正三角形、四角形、多角形に作られ、側面は土台を延長したもので、頂部の面積は非常に狭く、あるいは尖っています。
古代のピラミッドは岩を積み重ねて建てられており、高くなれば高いほど使用する石材は少ないため、重心は土台にあり、自然災害を有効に防ぐことができます。
ピラミッドは各地の先住民たちにとって、陵墓や寺院など重要な記念建築物として建てられたのです。
世界中のピラミッドは外見上類似していますが、それぞれ異なる用途を持っています。
エジプトのピラミッドは不朽の宮殿とされました。しかし、エジプトのピラミッドの建築が没落していった時、ヌビア(現在のスーダンあたり)で再び崛起し、ヌビア人によって、新たな用途が与えられました。
アステカとマヤの文明の中で、再審の考古学証拠により、ピラミッドは人身御供の祭壇として建てられたことが分かりました。
インドネシアのジャワ島に建てられた巨大なピラミッドは、仏教徒が極楽世界へと通じる道だとも言われています。
ピラミッドを研究していくにつれ、絶えず新たな発見と理論が生み出されました。
ピラミッドは4、5千年前に建てられたものだと信じられてきましたが、しかし、最新な発見により、ピラミッドの建築は我々人類の文明を1万2千年前に繰り上げることができます。
異なる民族、異なる時代に建てられた数多くのピラミッドは、人類の古代文明の謎をより深ませ、今日の教科書を書き換えることすらありうるのです。
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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