中国、60数カ国で港運営 軍事転用も可能 世界支配戦略の一環か
世界貿易の約8割が海運に頼っているため、港湾は海上輸送の節点である。世界十大港湾の7つを占める中国の大手国営企業は60以上の国で港の建設に関わったり、投資したり、港の運営権をリースしている。米英の軍事専門家らは「港湾を管轄する中国は出兵することなく戦略的支配の立場を得られる」と懸念を抱いている。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
ギリシャのピレウス港は、「海上の交差点」といわれるエーゲ海に位置し、ヨーロッパ大陸や中東、アフリカに直結するヨーロッパの南玄関口で、ギリシャ語では「通路を守る要所」といわれるほど地中海の重要な港湾である。中国の大手国営海運会社「中国遠洋海運集団(COSCOCS)」は、2016年にピレウス港の運営権を買取した。ギリシャの裁判所はこのほど、COSCOCSへの同港の株式譲渡を新たに承認し、COSCOCSの出資比率も51%から67%に引き上げられた。
COSCOCSはドイツ最大の港のハンブルク港への投資にも意欲を見せており、ドイツ側との交渉は終盤に差し掛かっているとみられる。
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