2019年7月18日、米ワシントンで法輪功学習者が、20年前に中国当局が始めた弾圧の停止を呼びかける集会とパレード行進を行った(戴兵/大紀元)

中国蘇州市、法輪功学習者14人が拘束 1カ月近く消息不明

中国江蘇省蘇州市に住む法輪功学習者14人は、5月10日に地元当局に拘束されてから、依然として消息不明であることがわかった。

中国当局に弾圧されている伝統気功、法輪功の海外情報サイト「明慧網」によると、先月10日朝、蘇州市警察当局は、法輪功学習者15人を一斉に身柄拘束した。15人のうち、1人が約2週間拘禁された後に開放された。他の14人については、今月5日時点で、隣町である常熟市に連行されたことだけがわかっている。

学習者の家族によると、私服警官らが自宅に入った際、家宅捜査や拘束に関する令状を提示せず、「上層部からの命令だ」と話した。

ある学習者が拘束された際、その夫と息子も自宅にいた。夫の話によれば、警官らは法輪功関連書籍を没収しただけでなく、一部の家財も奪った。数日後、地元警察は夫を呼び出し、「書類にサインすれば、奥さんを解放する」と話した。夫はサインしたが、学習者である妻は釈放されなかった。夫はその後、警察側に対して複数回、妻の釈放を求めたが、警官らに暴行され「おまえも逮捕する」と脅かされたという。

(翻訳編集・張哲)

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