カナダP4実験室の感染症学者が中国軍研究者と共同研究 元情報官「非常識」
カナダで唯一のバイオセーフティーレベル4実験室(P4実験室)を有する国立微生物学研究所(NML)の感染症学者7人が、中国軍の研究者とエボラ出血熱やラッサ熱、リフトバレー熱などの感染症に関する共同実験を行い、2016~20年までに6本の研究論文を共同執筆していた。20日付のカナダ紙グローブ・アンド・メールが報じた。
それによると、中国人研究者の一人である閻飛虎(イェン・フェイフ)氏は、中国解放軍軍事医学研究院(以下、中国軍事医学研究院)に所属している。同研究院は、1951年に中国共産党の最高軍事医学研究機関として設立され、バイオテクノロジーのハイテク研究を進めている。
閻氏は、NMLに勤務していた時期があり、6本の研究論文のすべてに共著者として名を連ねている。そのうち2本の論文では、NMLと中国軍事医学研究院の両方のメンバーとして記載されている。
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