【物語】塩漬けの魚
陶侃(とうかん)という男性が、地方官として赴任していた時のことです。彼は漁業の管理をする役人でした。
ある日、陶侃は人を遣わせ、地元名産の塩漬けの魚を母親の元へ届けさせました。魚が好きな母親が、きっと喜ぶだろうと思ったのです。
母親は届け物を開くと、すぐにまた蓋を閉めて陶侃に手紙を書きました。
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