弟子規/大紀元

弟子規(13)

冠(Guàn) 必(bì) 正(zhèng),紐(niǔ) 必(bì) 結(jié);

襪(Wà) 與( yú) 履(lǚ),俱(jù) 緊(jǐn) 切(qiè)。

置(Zhì) 冠(guàn) 服(fú),有(yǒu) 定(dìng)位(wèi),

勿(Wù) 亂(luàn) 頓(dùn),致(zhì) 污(wū)穢(huì)

【注釈】

(1)冠:帽子。

(2)正:端正。

(3)紐:ひも。

(4)結:結ぶ。

(5)履:靴。

(6)俱:みな。

(7)緊切:しっかり縛る。

(8)亂頓:乱雑に放置する。

(9)致:になる。

(10)污穢:きたない。

【日文参考】

帽子を被る時は、必ず端正に被り、衣服の鈕やボタンはしっかりと締める。靴下、靴はしっかりと縛って着用する。

帽子、衣服を脱いだら、必ず一定の固定した位置に置き、乱雑に放置しない。乱雑に放置すると、家の中が汚くなるからである。

【参考故事】

魯の哀公が孔子に訊いた。「先生が着用しているものは、儒者(注1)特有の服装ですか?」。

孔子が答えた。「私は幼少の頃より魯國に住んでいて、袖の広い上着を着用しています。後年長じてからは、宋国に住み、宋国人が被っていた黒い帽子を被っています。私が聞いている所では、有徳の君子は学習に励み、その学識を広くするものです。服装は単に俗に入るためのもので、衣冠は適当であればそれでいいのです。私は元より儒者が何か特別な服装をしているとは知りません。」

《禮記·儒行》から抜粋出典。

注1:儒者…儒学を研究する学術の人、後に知識人を指すようになった。

(竜崎)

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