腐敗認識指数 中国国民の大半「政府の腐敗は依然として大問題」
中国共産主義政権が腐敗防止の取り締まりを公約してから約10年が経過した。新たに発表された腐敗認識指数(CPI)によると、中国が贈収賄や他の政府汚職一掃はされていないことがわかった。
国際非政府組織「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)」が2021年1月下旬に発表した2020年腐敗認識指数報告書には、「中国は公共部門の贈収賄を防止するシステムを緊急かつ迅速に導入する必要がある」と記されている。同指数は世界各地の専門家や経営幹部を対象としたアンケート調査に基づき、その国の公共部門がどの程度汚職していると認識されているかを評価して国別にランク付けしたものである。最も腐敗した状態が0点、腐敗のない状態が100点として採点される。
180の国と地域を対象として実施された2020年の調査で、第1位の座に着いたデンマークと同点の88点を獲得したニュージーランドはインド太平洋地域で最も汚職の少ない国としての評価を得たが、中国の得点は42点でこの半分未満となる。日本は77点で世界19位という。第78位に着いた中国の得点は、世界平均の43点にも、インド太平洋地域の平均の45点にも届かなかった。
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