中国共産党の国際犯罪組織認定、米元高官がバイデン政権に期待
米国防総省で次官補代理を務めたフランク・ガフニー(Frank Gaffney)氏は1日、バイデン政権が中国共産党を国際犯罪組織に指定すべきだとの見方を示した。同氏は、中国共産党政権が中国国民だけを抑圧しているのではなく、米国内に致死性の高い薬物を密輸したり、米企業の技術を窃取するなど、米国民に対しても犯罪行為を繰り返していると指摘した。
現在、非営利団体「迫害されたキリスト教徒を救う会(Save the Persecuted Christians)」の主席を務めているガフニー氏は、中国の伝統気功グループ、法輪功の学習者、仏教徒、イスラム教徒などに対する中国当局の弾圧に強い関心を寄せている。同氏は、「バイデン政権は、中国当局の宗教抑圧について、立場を明示すべきだ」と大紀元に語った。
ガフニー氏は、法輪功学習者らに対する強制臓器収奪を含む、中国当局による各信仰団体への迫害は「言葉で言い表せないほど残酷だ」と述べ、中国共産党政権は「人道に反する罪を犯した」とした。
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