<中共ウイルス>上海市も隔離施設を建設か、地元紙否定

中国上海市では、26日の時点で、黄浦区など6つの区で中共ウイルス新型コロナウイルス)の感染者が確認された。SNS上では市当局が浦東新区で1000人以上を収容できる臨時隔離施設を建設しているとの情報があった。しかし、当局は地元メディアを通して否定した。

26日までの上海市当局の感染報告をまとめると、感染は黄浦区のほかに、徐匯区、宝山区、楊浦区、虹口区、長寧区に広がっている。

当局は21~26日までに新規感染例16件を報告した。しかし、ネット上では26日以降、市政府が今後6日間内に臨時隔離施設の完成を目指しているとの情報が流れた。また、投稿は「工事が始まってからすでに2日経った」「場所は浦東新区の合情高科路と慶利路が交差する周辺地域にある」とした。

一方、地元紙・新民晩報などは27日、市の住宅建設部門の話として、市政府は浦東新区などで中低所得者向けの公共賃貸住宅を建設していると報じた。ネット上で伝えられている臨時隔離施設の建設ではないとした。

しかし、市民の王さんは「市政府はいつものように感染状況を隠して、公開しないのだ。われわれ市民はこの手を知っている。でも、意のままに発言できない」と大紀元に語り、市政府の発表を信じていないとした。市民はSNS上で感染情報を収集しているという。

王さんによれば、虹口区にある中国軍南京軍区の幹部休養所や楊浦区の紅房子医院、一部の集合住宅団地は、感染者が出たため封鎖された。

王さんは「今街に出かけても、ほとんど人影はない」と話した。

市民がSNS上に投稿した動画では、市内繁華街の南京路歩行者天国、南京西路、淮海路、外灘(バンド)などは、がらんとしている様子だった。

市当局は、院内感染の拡大を食い止めるために、楊浦区中心医院の一部の看護師を隔離し、復旦大学付属腫瘤医院を封鎖した。

(記者・駱亜、編集・張哲)

関連記事
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
オーストラリアのピーター・ダットン国防相は22日、宇宙司令部の設立を発表し、「強硬で好戦的な中露両国」に対抗できる宇宙軍事能力が必要だと述べた。
中国メディアは、ロシアのウクライナ侵攻をめぐって、反米・反北大西洋条約機構(反NATO)などの親ロシア政権の宣伝工作(プロパガンダ)を積極的に推進している。
ロシアのウクライナ侵攻に対して世界の有力国が一致団結してロシアに壊滅的な経済制裁を加える中、米国はロシア支援を続ける中国企業への制裁も視野に入れ、中露の枢軸を断ち切ろうとしている。