ラオス当局、中国人200人の入国拒否した。検疫の書類を所持していなかったという。写真は中国とラオスの国境を流れるメコン川(FREDERIC J. BROWN/AFP via Getty Images)

ラオス当局、中国人200人の入国拒否 検疫の書類を不所持

ラオス当局筋によると、ラオスの中国との国境にあるラオス当局は、11月1日、200人あまりの中国人の入国を拒否した。中共ウイルス(新型コロナウイルス)に関する検疫書類を所持していなかったたためだという。

中国からの人々は、ラオスへの新たな入国条件である中国側の施設で14日間隔離されてことを示す必要書類を持たずに入国を試みたという。Luang Namtha県の防疫管理担当者が11月3日、ラジオフリーアジアに語った。

同関係者は「書類がなければ、ラオスに入国することはできない」「今回、彼らは何も持っておらず、一人も入国を許可しなかった」と述べた。

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