オランダ国際関係研究所は教育における中国共産党の影響力についてレポートを発表した。写真はオランダの国旗(TOBIAS SCHWARZ/AFP via Getty Images)

中国、オランダの大学研究を政治化 科学者が「介入に感覚麻痺している」=オランダ研究機関

オランダの最新研究レポートは、同国の教育における中国共産党の影響力が、学術の自由および表現の自由の侵食に繋がっていると警鐘を鳴らした。中国共産党政権はすべての研究分野を政治化しようとしていると指摘した。

クリンゲンダール国際関係研究所のイングリッド・ドーヘ(Ingrid d’Hooghe)氏らがレポートで、中国がオランダの中国人学生や研究者、および中国をめぐるオランダの研究に対して、どのように政治的影響力を行使しているのかを調査した。それによると、オランダの全大学が中国および中国の研究機構と繋がりを持ち、あらゆる研究分野に中国との共同研究プログラムがあるという。

オランダは多数の中国留学生を受け入れ、中国人留学生の人数はドイツとイタリアに次いで、ヨーロッパでは3位となっている。

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