醤油に含まれるアンチ・エイジング効果

和食に欠かすことができず、アジアの食卓で広範に使用されている醤油。日本人にとって馴染み深い醤油が、アンチ・エイジングに効果があるという。

 シンガポール「ストレートタイムズ」紙によると、醤油には活性酸素に対抗する抗酸化物質が多く含まれており、その効果は赤ワインの10倍、ビタミンCの150倍であるという。

 抗酸化物質は、ワインやフルーツ、野菜に含まれており、エイジングの原因といわれる「活性酸素」の働きを抑える働きがある。国立シンガポール大学の研究によると、醤油には食後に血流をよくする効果もあり、その効果は通常より50%以上アップするという。

 「醤油が心臓血管に関する病気や、パーキンソン病などの進行を遅らせることができる」とバリー・ハリウェル教授は述べている。しかし、醤油は塩分を多く含むため、摂りすぎによる高血圧にも注意しなければならないと同教授は付け加えた。