悪魔が世界を統治している

『悪魔が世界を統治している』目次

長い歴史の中で、人類は壮麗かつ輝かしい文明を築いたが、一方で幾多の悲劇と災難をも経験した。歴史を振り返ると、道徳は公正な政治、経済力、成熟した文化、国家の繁栄をもたらすことが分かる。一方、道徳が退廃すれば国家は衰退し、文明は壊滅する。

今日、人類は物質的な豊かさを享受しているが、一方で共産主義が起こした災難にも直面している。

善良な心が生じれば、神は人間を悪魔の支配から救うことができる。しかし私たちの生命の永続は、神と悪魔のいずれの側に立つかに係っている。

目次

はじめに

序章

第一章   人類を壊滅する邪悪の陰謀

第二章   始まりはヨーロッパ

第三章   東側での大虐殺

第四章   革命の輸出

第五章   西側への浸透(上)

第五章   西側への浸透(下)

第六章   神に対する反逆

第七章   家族の崩壊(上)

第七章   家族の崩壊(下)

第八章   共産主義が引き起こした政治の混乱(上)

第八章   共産主義が引き起こした政治の混乱(下)

第九章   共産主義がしかけた経済的な罠(上)

第九章   共産主義がしかけた経済的な罠(下)

第十章   法律を利用する邪悪

第十一章  芸術を冒涜する

第十二章  教育の破壊(上)

第十二章  教育の破壊(下)

第十三章  メディアを乗っ取る

第十四章  大衆文化―退廃と放縦

第十五章  テロリズムのルーツは共産主義

第十六章  環境主義の裏にいる共産主義(上)

第十六章  環境主義の裏にいる共産主義(下)

第十七章  グローバル化の中心は共産主義

第十八章  中国共産党のグローバルな野望(上)

第十八章  中国共産党のグローバルな野望(下)

おわりに

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東欧の共産主義陣営はすでに崩壊した。しかし、共産主義の邪霊が消滅したわけではない。実際、この悪魔はすでに世界を統治している。人類は決して楽観視することが許されない。
ソビエトと東欧を支配していた共産主義政権の崩壊は、半世紀にわたって続いた東西冷戦の終わりを告げた。多くの人々は共産主義をすでに消失したものとみなし、過去の遺物になったと楽観的だった。しかし、実際には、共産主義のイデオロギーは変質した形で世界中に浸透し、着実に根を下ろしていた。
人類を壊滅する邪悪は何世紀にもわたって、系統的で緻密な陰謀を仕掛けてきた。その企みは社会現象から大衆運動、政府の上層部にまで至り、歴史をまたにかけ、世界中で人類を誘導し、根絶するために、絶え間なく実行されてきたのである。
すべてのドラマには終わりがある。悪魔は人類を壊滅させるべく按排したが、全能の創造主は、彼の方法で世界を覚醒させ、悪魔の束縛から解き放ち、人間を救い済度しようとした。今は、創造主が到来する前の末劫の時期である。現在、繰り広げられているのは、最終的な善と悪の戦いである。