中国共産主義青年団は2月中旬にバーチャル・アイドルの企画を発表したが、ネットユーザーの批判を受けて取り下げた。イメージ写真(Nils Petter Nilsson/Ombrello/Getty Images)

中国当局、バーチャルアイドル起用するも大炎上、米紙「プロパガンダの失敗」

中国共産主義青年団(共青団)は2月17日、SNS微博でバーチャル・アイドルの「江山嬌」と「紅旗漫」のデビューを発表し、中国の若者に対して「アイドルに応援コールを送ろう」と呼び掛けた。しかし、ネットユーザーらは「私たちがこの国の主であり、ファンではない」と猛烈に批判した。これを受けて、共青団はバーチャル・アイドルに関する投稿をすべて削除した。海外メディアは、共産党政権の若者向けプロパガンダ工作が失敗したとの見解を示した。

共青団は微博で、アカウント「江山嬌と紅旗漫Official」を開設し、コメントを投稿した。これによると、アイドルの名前は毛沢東の詩に由来すると紹介した。アイドル2人組は中国古代の衣装を身にまとう少女と少年のアニメキャラクターで、姉弟と人物設定をされている。姉が「江山嬌」で、弟が「紅旗漫」。

共青団がこのアカウントに書き込んだ2件目の投稿で、バーチャル・アイドルの住所を「上海市黄浦区」から「北京市東城区」に変えたことを「史上最速の戸籍変更」と自慢した。

▶ 続きを読む
関連記事
9日に行われた中共外交部の記者会見で、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ」の中国駐在記者による質問が波紋を呼んだ。記者は、エストニアのマルグス・ツァフクナ外相が「プーチンの友人は天国、地獄、あるいは刑務所にいる」と述べた発言を引用し、中共側の見解を求めた。
米中首脳会談に向けた調整の難航や、入国禁止措置を受けているルビオ国務長官の同行、会談直後の台湾向け武器売却の可能性などが重なり、中共側は面子維持に苦慮するとみられている。
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。
北朝鮮による拉致被害者家族会と「救う会」の集会で、米国の対イラン攻撃やベネズエラへの軍事介入が金正恩に「大きな衝撃」を与えていると分析。現在、金正恩は妹の金与正に米国の動向をリアルタイムで毎日報告させている
米空軍大学の研究機関は、中国ロケット軍の核弾頭管理体制を分析した報告書を公表した。備蓄施設や輸送経路の実態を追跡し、管理の弱点も指摘している。専門家は、米国が情報公開を通じて中国に圧力をかける戦略的抑止の狙いがあるとみている。