<新型肺炎>山東省、デマ流布で4人拘束 情報統制か
中国で猛威をふるう新型コロナウイルスによる肺炎は23日早朝時点で、27省に広がり、感染者は570人超に達し、死者が17人となった。中国当局は引き続き情報の検閲を強めている。東部山東省即墨市は、このほど「デマをでっち上げた」として4人の市民を逮捕した。
同市警察当局は1月22日午後、中国版ツイッター微博で、「21日、同市北安街道に新型肺炎とみられる感染者が1人いる」とのデマをSNS「微信」に流したとして、情報を投稿した市民1人と、転載した市民3人を拘束した。
米紙ニューヨーク・タイムズ22日付は、シートン・ホール大学グローバル健康センター(Center for Global Health Studies)のホアン・イェンチョン(Yanzhong Huang)教授の話として、「中国当局は当初からウイルスがどのように他の都市に伝播したのかを詳しく説明していない。医療従業者の感染状況も明らかにしていない。これには非常に不安を感じる」とした。
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