中国、企業版「社会信用」来年導入、米議員が政府に調査求める「技術強要の恐れ」
米議会の超党派議員25人は2日、トランプ政権宛てに書簡を送り、中国当局が2020年に導入を目指す企業版社会信用システムを調査するよう求めた。議員らは、中国当局が同システムを利用して、米企業に技術情報の移転を強要する恐れがあると批判した。
中国当局の企業向け社会信用システムの対象には外資企業が含まれる。同システムでは、納税状況、環境保護、製品の品質などに関する企業活動の情報を収集し、その中国経済に貢献した程度で各企業をスコアリングして格付けを行う。信用スコアの低い会社は、罰則として融資が不利になったり、投資が制限されたり、納税額の増加が求められたりする。さらにブラックリストに載せられる可能性もある。
米議員らは、このシステムで米企業が技術研究活動を中国国内に移す可能性があると懸念した。ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表宛ての書簡において、議員は、中国の企業版社会信用システムは「外国企業への干渉を正当化するための手段だ」との認識を示した。
関連記事
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した
中国のスパイダーマン上映イベントで動画が削除された。理由は、観客のポスターが「白紙」に見えたから。消さなければ話題にならなかった出来事が、かえって大きな話題になった
米国防総省は先週、外国の大学や学術機関を対象とするブラックリストに、復旦大学、上海交通大学、山東大学を追加した […]
また上映中止…。中国で「公開してもすぐ消える映画」が止まらない。今度は日米伊の制作チームも参加したアニメが公開5日で撤退。映画業界に何が起きているのか
景気低迷が続くなか、例年なら夏の旅行シーズンを迎えている各地で、観光業者から「観光客が少ない」「観光地が閑散としている」との声が相次ぐ