驚き!脳がなくても生きていた赤ちゃん
無脳児(むのうじ)とは、生まれつき大脳半球が欠損していて全く無い、もしくは小塊に縮小している胎児や乳幼児のこと。このような子どもは通常、出生後まもなく亡くなってしまうが、僅かながら医学の常識を破った子どももいる。アメリカで生まれたジャクソン・ビューエル(Jaxon Buell)ちゃんはその一例である。
米国フロリダ州で産まれたジャクソンちゃんは、胎児の段階で死亡する可能性が高いと診断された無脳児。たとえ生きて生まれたとしても長くは生きられず、視覚、聴覚、言語、運動の能力は無いと診断されていた。しかし無事に生まれてから13カ月後には「パパ」「ママ」と言葉を発するまでに成長した。寝返りを打ち、這い回ることもでき、澄み透った綺麗な両目は非常に可愛く、人を見るとよく笑った。
大脳は運動、感覚の中枢である。大脳の大部分が存在しないジャクソンちゃんが運動をし、感覚もあるというこの事実は、現代医学の常識では理解しがたい。ジャクソンちゃんを診察する医師は、ジャクソンちゃんの寿命や能力については言及しなくなり、尋ねられるとただ「分かりませんね」と言うだけになった。
統計では、アメリカでは4859人に1人の確率で、無脳や奇形脳の子どもが生まれており、そのほとんどが生後まもなく死に至る。しかし、ジャクソンちゃんのような例が全くないわけではない。イギリスのデイリー・メールの報道では、米国コロラド州に3年間生存したニコラスくんという名前の無脳児がいた。この子は言語活動や運動、飲食などはできなかったが、生命補助措置を施さない状態で3年間生存した。医者に言われていた「数時間しか生きられない」という常識を打ち破った一例である。
(翻訳編集・勝田)
関連記事
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。
食品添加物「カラギーナン」が健康に与える影響についての新しい研究結果を紹介。インスリン感受性や炎症の悪化と関連があり、摂取を控える方法も提案します。