中国地方のちょうど真ん中あたりに位置する広島県庄原市にある国営備北丘陵公園は、ふるさと、遊びをテーマにした三世代家族が楽しめる公園で、総面積は340ヘクタールで中国道を挟んで建設されています。
私たちは、まず目的の花の広場に向かいました。駐車場から少し歩いていると芙蓉(ふよう)の大きな花が迎えてくれ、やがて入り口には赤、黄、ピンクの色鮮やかな百日草が目に飛び込んできました。
そして念願のコスモス畑に到着。コスモスを注意深く観ると、変わった形の珍しい品種が。どのコスモスも可憐に誇らしく秋風に揺れていました。
私達は丘陵公園を後にして、車で15分くらいの所に君田温泉・森の泉、別名、美人の湯とも呼ばれている温泉に向かいました。泉質は重曹泉ですべすべのお肌を作りだすと言われ実は私も何回かこの温泉に来ています。
でも今日は別のお目当てがあって、いわさきこうじさんの「80匹のどや猫展」を見に行ってきました。猫好きの人にたまらない、「どや猫」と呼ばれる猫の人形はすべて身長80センチで同じ大きさなのですが、みな表情、毛色、目の色がそれぞれ違います。時間の経つのも忘れ見入ってしまいました。
次は昨年も訪れた世羅のゆり園です。ビニールハウスの中の百合は今年も元気に咲いていました。昨年来た時に「平成」と花々で彩られていたあの広場はどうなっているのでしょう?急いで丘の方向に小走りに歩くと…ありました。期待通りの令和の花絵!赤と青のサルビアでクッキリと出来上がっていました
高く澄んだ空の下、緻密に計算された花絵 、いったいどういうふうにサルビアを植えつけて行くのか作業する人たちは大変な苦労があるだろうなと思い、私は気持ちの良い初秋の1日を過ごしました。
(取材/山田杏莉)
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