お店に入り、支払いをする際にあなたはクレジットカードで決済をしようとします。その際に、何回やっても決済が完了しません。皆さんだったらどうしますか？気恥ずかしい思いをしながら、手ぶらでお店を後にすることでしょう。

このお話は、同じような経験をした男性が、しばらくして警察官と共にお店に戻ってきて、従業員をびっくりさせたというものです。

アリシアという女性は質店で働いていました。ある日、男性が店内に入って来て、靴を購入しようとします。しかし何回やっても彼のクレジットカードでは決済ができません。男性がその際に履いていた靴は、誰の目から見てもボロボロであったため、彼がどうしてもその靴を欲しがっていたのは一目瞭然でした。

カード決済ができなかった男性は諦めませんでした。お店を出てから15分後に、警察官を伴って再びお店に戻ってきます。

「え⁉、なにか問題でもありましたか？というような感じでした」、と後にアリシアは自分のFacebook上でその場面を振り返っています。

驚くアリシアに対して、警察官は「いえ、特に問題があるわけではないんですよ。ただ、もしあの靴が残っているようであれば、私が彼に買ってあげたいんです」と述べました。

それを受けて、アリシアと彼女の同僚、そして警察官は、割り勘をして男性に靴を買ってあげることにしました。警察官の優しい態度に感銘を受けたアリシアは、この話を公表することに決めたそうです。

「この世の中にはいつも憎しみや、不信感、仲違いが溢れています。これらの問題を改善するにはまだまだ時間がかかりますが、こうした小さな親切を示すことで、お互い仲良くやっていけることができると思います」と彼女は書いています。

この心温まる投稿は多くの人々の関心を呼び、たくさんのFacebookユーザーはこの警察官の心優しい行動を称賛しています。残念なことに、この警察官の名前は分かっていませんが、アリシアは、彼が取ったこの親切な行動が、自分と靴を贈られた男性に大きく響いたと述べています。

こういった親切な行為によって、世界がより良い場所になるといいですね！

（大紀元日本ウェブ編集部）