インドのダンスグループが、7月23日、アメリカの人気オーディション番組、「アメリカズゴットタレント」で、会場からスタンディングオベーションを受けました。
インドのムンバイ出身のダンスグループ「ブイアンビータブル」のダンサーたちは、亡くなったメンバー「ビカス」の名前入りシャツを着て、パフォーマンスに臨みました。
I am absolutely shocked.
In my ten years on #AGT, I haven’t seen anything this precise, athletic, and dangerous done by a group of young people. Well done and congratulations on the Golden Buzzer @v_unbeatable pic.twitter.com/S4XvruUqcN
— Howie Mandel (@howiemandel) 2019年7月24日
ブイアンビータブルのメンバーは、アメリカズゴットタレントでの演技の前に、「6年前、リハーサル中に、メンバーだったビカスが落下して数週間後に亡くなりました。」と審査員たちに伝えました。29人のメンバーたちは、大きなステージに立つことを夢見ていた友人のために演技を行ったのです。
アップビートの曲に合わせて、危険なアクロバットとダンスを融合させた、息をのむような演技に、審査員も観客も、皆が身を乗り出していました。ゲスト審査員で元NBAプレーヤーのドウェイン・ウェイドは、このようにコメントしています。
「今日のために犠牲にしたもの、練習に費やした時間は大変なものだったでしょう。私は、現役時代に勝ったときは、飛び上がって「ここが私の家だ」と言っていましたが、今日はまさしく、このアメリカズゴットタレントのステージが、「見事なパフォーマンスを披露してくれた皆さんの家」なのです。」
そして、ドウェインが押したゴールデンブザー(審査員が1シーズンに1回だけ押せる)により、ブイアンビータブルは、ハリウッドで行われるライブショウへの切符を手に入れたのです。
12歳の少年 ゴールデンブザーをゲット
同じく、アメリカズゴットタレントに関するニュースです。ニューヨーク市ガーデンシティに住む12歳の少年ルーク・イスラムが、オーディションラウンド最終でブロードウェイの楽曲を歌って、ゴールデンブザーをゲットしました。
ルークの父はインタビューで、「ルークは言葉を覚えるのと同時に歌っていました。髪をとかすときも、洋服を着るときも、靴を履くときも、いつも歌っています。」と語っています。ルークは、6歳のときに初めて母と一緒にブロードウェイの舞台を見てからブロードウェイに夢中になりました。観客、舞台、装飾、衣装が大好きで、いつかブロードウェイの舞台で演じてみたいと思ったそうです。
お気に入りの審査員について聞かれたルークは、最初は「全員好き」と言っていましたが、ジュリアン・ヒューが好きだと白状しました。ダンサーで歌手でもあるジュリアンは、長年に渡ってルークの憧れで、そのコメントがルークの素晴らしい演技に一役買ったのは、間違いないでしょう。
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ジュリアンはルークの演技を見て、ゴールデンブザーを押しました。ルークは、「才能にあふれた人たちをテレビで観るのはとてもエキサイティング。僕にもできるかもしれないと思って、オーディションに出ました。ジュリアンがゴールデンブザーを押してくれるとは思ってもみなかった。本当に忘れられない出来事です。」と語っています。
(日本大紀元ウェブ編集部)
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