子どもを育てるのは戦争だと言う人がいますが、その6倍を想像してみてください。これは、イングランド、ウォルシーの夫婦が世界初の全員女の子の六つ子を育てた、騒がしく、幸福に満ちたお話です。
ジャネット・ワトソンと夫のグラハムは、5年もの間不妊治療を行ってきました。1983年、13回目の排卵誘発剤を使った治療を行った後、ジャネットは2人以上の子どもを授かったことが分かり有頂天になりました。
しかし、医師から6人の子どもを妊娠していると告げられたとき、彼女はショックを受けました。
1980年当時、六つ子はかなり珍しいものでした。だから、医師に告げられたときのワトソン夫妻の興奮と不安を想像できます。
1983年11月18日、ジャネットは世界初の全員女の子の六つ子を出産しました。帝王切開で生まれた赤ん坊たちは1.2キロから1.6キロの間の重さでした。赤ん坊たちはハナ、ルーシー、ルース、サラ、ケイト、ジェニーと名付けられ、世界初の生存した六つ子として全国ニュースになりました。
1984年最初の週に、赤ん坊たちは家に帰りましたが、ワトソン夫妻の生活はすぐに様変わりしました。一日中、娘たちに食事を与え、オムツを変えなければならなかったのです。
「二年ものあいだ、グラハムと私は毎晩数時間しか寝れなかったわ。定期的にオムツ交換をして、食事を与えるのはとても大変だったわ」とジャネットは述べています。
「娘たちが思春期や成長期のとき、日々の精神的負担や心配事はすごいものだったよ」とグラハムは述べました。
幸いにも、衝突もありましたが、女の子たちは驚くほど仲が良いままでした。
現在、女の子たちが生まれてから30年以上経ち、彼らは成長し様々な分野で各々のキャリアを作っています。ケイトは人的資源関係で働き、ハナは小学校の教師、ルーシーは航空機の乗務員、ルースは広報・受付として働き、ジェニーはキャンディーショップを経営、サラは診療所で働いています。
2014年10月、サラがジョージ・ルイーズを出産して、ワトソン夫妻にとって初孫になりました。
ルーシーがソーシャルメディアに投稿した最新の写真を見ると、ジャネットとグラハムはさらに複数の孫を授かったようです。その写真では、3人の子どもが3人の各妹の膝に座っているのが分かります。
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