宣言なしで幕を閉じたAPEC 中国が「不公平な貿易」に不満か
11月18日、パプアニューギニアで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)は異例の宣言なしで幕を閉じた。参加した21の国と地域のなかで、中国だけが宣言に同意しなかった。中国は文言の中に中国批判があると捉えて、不満を抱いていたという。
米CNNやAP通信は19日、事情を知る米トランプ政権高官の話として、宣言のなかの「すべての不公平な貿易慣行を含めた保護主義と闘うことに合意する」との一句に争議があったと報じた。
同高官は、中国が「不公平な貿易慣行」の文言について、米国と同盟国による中国の貿易手法に対する攻撃的な意見と受け取ったとみているという。
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