64天安門事件29周年「中国政府は公式統計を」=米国務省
米国務省は6月4日、今年で29周年を迎える中国民主運動弾圧事件・六四天安門事件について「私たちは罪のない人々の悲惨な死を思い起こす」とメッセージを発表した。
六四天安門事件は1989年6月3日深夜から翌日未明にかけて、天安門広場に民主化を求めて集結していた大学生ら一般市民に対して、中国共産党政府が武力鎮圧した事件。人民解放軍は無差別発砲や戦車の投入で市民を惨殺した。軍事鎮圧を決定したのは鄧小平・共産党初代中央委員主任といわれる。
このたびのポンペオ長官の署名付き声明には、中国政府に対して「殺害、拘留、行方不明となった人々の完全な公式統計を出すよう促す」とし、民主化運動に加わったために投獄された人々の解放、またデモ参加者とその家族の継続的な圧力をやめるよう求めた。
関連記事
1989年6月4日に天安門事件が起きてから、江沢民は常に恐怖と戦っている。人々がこの事件の真相を語り虐殺の責任を追及するのではないか、趙紫陽の名誉が回復されるのではないかと恐れているのだ。