米朝会談前
6月7日に日米首脳会談 北交渉、安倍首相はトランプ大統領に妥協しないよう求める
米ホワイトハウスの発表によると、日米首脳会談が6月7日に開かれる。安倍首相は6月12日の米朝首脳会談を前に、トランプ大統領に、北朝鮮による核・ミサイルの完全廃棄ほか、日本人拉致問題を改めて米朝会談で議題に挙げるよう求めるとみられる。安倍首相は4月中旬に訪米し、大統領と首脳会談を行ったばかり。再度の訪米には、北朝鮮問題に長らく取り組んできた安倍首相による対北交渉の深い懸念が示されている。
2002年9月、当時官房長官だった安倍氏は、小泉首相の訪朝に同行。10月に発表された日朝平壌宣言には「日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題」「再び生じることのないよう適切な処置をとる」として、明記はないが、金正日政権に日本人拉致問題を認めさせた。しかし、北朝鮮側が送った拉致被害者の遺骨について、日本政府はDNA鑑定から偽物と認定し、日朝関係改善の道は遠のいた。
脱北した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は、最近出版した手記の中で、小泉首相の訪朝について記している。太氏は、姜錫柱・第1外務次官の話として、日朝会談前に金正日総書記は拉致問題を「自分も最近になって知った。一部の妄動分子がやったこと」などと語っていたという。
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