北朝鮮の元山・葛麻半島の巨大な新観光地帯で少なくとも170の建物が建設されていると推定される。写真は2015年平壌の街並み (Photo by Xiaolu Chu/Getty Images)
朝鮮半島

170以上のビル建設中 北朝鮮、日本海側の都市にリゾート地計画

北朝鮮の専門分析メディアは5月、北朝鮮東部の日本海側にある港町の一部では、国策である外国人誘致リゾート地の建設が急ピッチで進んでおり、少なくとも170の建物が建設されていると報じた。

高解像度の衛星写真と、国営・朝鮮中央テレビの報道映像を分析した北朝鮮情報サイトNKProによると、リゾート予定地ではピラミッド形のホテルからプライベート・ヴィラ、人工湖まで建設されており、その建設範囲は4.5キロを超える。

朝鮮中央テレビは4月と5月、金正恩政権の5カ年戦略説明番組のなかで、日本海側の港町・元山(ウォンサン)市の端にある葛麻(カルマ)半島における観光地区計画について伝えた。建設現場の映像も流れたが、撮影時期は不明。報道内容によると、数千人の兵士を建設作業に投入して、完成を急いでいるという。

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