アジアの大学ランキング 中国メディア「日本を圧勝」にネットは冷やか

英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは2月6日、アジアの大学ランキングを発表した。2017年に続き、トップ10にランクインした日本の大学は東京大学1校のみとなった。順位は昨年より一つ下げて8位。京都大学や大阪大学など11校が100位以内にランキング。100位以内に入ったのは昨年より1校減った。

1位はシンガポール国立大学。中国の清華大学と北京大学はそれぞれ2、3位を占めた。トップ10に入った中国の大学は5校。100以内には中国の大学は39校と最多。

同ランキングは2013年から中東を含むアジアの大学を13指標で評価している。6年の間、日本の大学の順位下げは目立っている。100位以内に入った11校のうち、7校は順位が下がっている。

同誌は日本について、研究への評価や論文引用回数などは向上しているものの、中国の台頭で東大の8位も今後は危ういと指摘している。

一方、100位以内に入った24校の中国の大学のうち、17校は17年より順位が上昇している。中国メディアは「日本に圧勝した」と報じた。

しかし、中国人ユーザーはこの結果を冷静に見ている。

「中国では近年、大学の統合が進んでおり、一つの大学に研究者が増えれば、論文の数が増えるのは当然だ」

「中国の大学は共産党の学校だ。自由精神がないのは大学にとって致命的だ」

「ランキング35位の名古屋大学から5人のノーベル賞の受賞者を輩出している」

「このランキングは何の意味もない。東大はアジアでは当然No.1。ノーベル賞の受賞者の数を見れば分かる」

    (翻訳編集・李沐恩)

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