中国式腐敗が「一帯一路」で輸出? バングラデシュ、贈賄した中国企業をブラックリストに

中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に絡む新たなスキャンダルが浮上した。中国国有企業傘下の「中国港湾(CHEC)」は、バングラデシュの新任の交通(道路交通及び橋梁)相に約500万タカ(約700万円)の現金を贈ったとし、同国のブラック企業リストに登録された。バングラデシュ英字紙「The Daily Star」が16日に報じた。

中国港湾は中国政府の指定企業として、同国首都ダッカと北東部都市シレットを結ぶ長さ226キロのDhaka-Sylhet高速道路で2車線区間を4車線化する拡張工事を請け負った。

同国のアマ・ムヒース(AMA Muhith)財務相によると、賄賂の目的は「プロジェクト資金の流用のために便宜を図ってもらうため」と伝えた。交通相は中国港湾に「贈り物」と名付けられたこの賄賂金を受け取ることなく、現地の中国大使館に送ったという。

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