7月に失脚した前重慶市委書記・孫政才氏。(Feng Li/Getty Images)

失脚の重慶市前トップ孫政才氏、「一帯一路」資金で複数の愛人を囲っていた =香港メディア

罷免された孫政才・前重慶市党委書記に4人の愛人、3人の隠し子がいると香港メディア「香港01」は25日、情報筋の話として報じた。

それによると、4人のうち、2人は公務員で、1人が実業家、もう一人は孫氏が特別かわいがっていた女子大生だったという。

最高指導者の有力候補とされた孫氏は今年7月、重大な規律違反の疑いで取り調べを受け、失脚した。9月19日付き米華字メディア・明鏡新聞網によると、孫氏が「一帯一路」資金で愛人らに貢いだことが失脚の引き金となったと伝えた。

▶ 続きを読む
関連記事
インドネシア政府は、総額73億ドルを投じた「フーシュ(Whoosh)」高速鉄道プロジェクトをめぐり、北京との間で緊急の債務交渉を行っている。
中国が進める一帯一路のインフラ事業を巡り、参加国から不満や反発が相次いでいる。一帯一路は過去の案件への追及に縛られ、かつての『世紀の事業』から『世紀の重荷』へと変貌しつつある。
中国の三峡ダムが一帯一路参加国に広がっている。建設計画を詳しく調べると、ダム建設による利益はほとんど無いに等しく、国の威信や政治的圧力、宣伝効果のために建設が進められたものが大半を占めるという。
米国との貿易摩擦が一時的に緩和する中、中共は南米における影響力の拡大を継続しようとしている。
設計改ざん、署名偽造、基準未満の建材使用──中国主導の粗悪インフラ輸出