中朝貿易、8月は2016年12月以来の高水準
[北京 23日 ロイター] – 中国税関総署によると、8月の中国と北朝鮮の貿易総額は6億0427万ドルで、2016年12月以来の高水準となった。7月は4億5616万ドルだった。
ただ前年同月の6億2820万ドルからは減少した。
1─8月の貿易総額は7.5%増の36億1000万ドル。
8月の中国の北朝鮮からの輸入は、前月比84.4%増の2億8830万ドル。前年同月比では1%減少した。
輸出は3億1597万ドル。前月比では5.4%増加した一方、前年同月比では6.2%減となった。
中国は2月に北朝鮮からの石炭輸入を停止。北朝鮮の外貨獲得手段が減少している。
国連安全保障理事会は8月6日、北朝鮮が7月に行った大陸間弾道ミサイル発射を受けて、新たな対北朝鮮制裁を全会一致で採択。石炭、鉄鉱石、海産物などの輸出を禁止した。制裁の実施は9月初旬からとされていたが、中国政府は8月16日からの実施方針を発表した。
関連記事
経営破たんの中国新興EVメーカー「極越汽車」をめぐる騒動、続く。
通学中の学生を狙った社会報復事件が絶えない中国、学校前は厳重警備。
その非人道的な所業から多くの国から停止を求められている中共の臓器狩り。中国共産党は否定しているが、今回、党内部の官僚から内部告発があった。告発者は「これはすでに産業化された仕組みだ」と述べている
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
中国の資本市場から11月に457億ドルの資金が流出し、過去最大を記録。トランプ氏の関税政策への懸念と中国経済の不安定さが主因。中国政府の景気刺激策は市場の期待に応えられず、人民元も下落。習近平は窮地に陥っている