ケニア東北部で白いキリンが見つかった。ケニアの非政府組織「ヒロラ(ウシ科)保護プログラム」(Hirola Conservation Program)のパトロール隊員が巡回中に白いキリンに遭遇。2頭の様子を収めたビデオをYouTubeに投稿すると、たちまち話題を呼んだ。
真っ白で模様がないキリンは世界でも極めて稀。ヒロラ保護プログラムによると、2頭はアルビノ(先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患)ではなく、白変種(多種類の色素の減少により体毛・羽毛・皮膚等が白化した動物)だと考えられている。理由は、白変種は黒のメラニンを正常に保っているため瞳孔が黒色であるのに対し、アルビノは黒のメラニンが欠乏しているため、瞳孔が赤色になるからだ。
白いキリンは、2016年1月にもタンザニアの国立公園に現れたことがある。見つかったのは、今回で2度目。
(翻訳編集・豊山)
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