得意なビジネス

日本は技術、米国は軍事、欧州は観光、じゃあ中国は何で儲けてる?中国ネット小話第8弾

情報検閲の厳しい中国のネットユーザは、暗喩などを駆使した小話を作るのが上手い。このたび、各国の得意なビジネスと題した小話では、日本は技術、米国は軍事、欧州は観光、そして中国は「土地・資源・労働力を売る」と指摘した。ここには、バブルを生みだす当局の土地政策や、G20などで問題視された過剰な中国鉄鋼輸出量、そして現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」では、海外で計画性が疑問視される中国資本のインフラ事業に、中国人労働者は次々と派遣され、現地の雇用ほか経済効果が薄いとする問題などを揶揄している。

表現の自由はない中国共産党体制下の社会で、卓越した小話が、今日も展開されている。

【中国当局のビジネスチャンス】

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中国と北朝鮮の関係は「兄」と「弟」と喩えられている。しかし近年、北朝鮮の度重なる挑発行為で、「兄」の中国が国際社会で泥を塗られたとして、金正恩政権を嫌う国民、特に若い人が増えている。
「中央宣伝部が削除する情報は、すべて真実だ」。中国国内に住む人々は、裁判や警察でさえ不正がまかり通る堕落した社会を生きている。中国のネットユーザは、創作した小話で、本質的な自由や民主主義的価値のない、現代の中国社会を痛烈に皮肉る。また、彼らには苦境を笑い話に変えられるタフさを備えていると感じさせる内容でもある。
人気シリーズ「中国ネット小話」第5弾。日本に住んでいると、「邪悪さ」「凶悪さ」が何かとは、感じにくいかもしれない。いっぽう、共産党が独裁体制を敷く隣国・中国では、堂々と悪徳な人物が権力を握るため、道義を無視した不正がまかり通る社会環境にある。この地で「正義」「誠実」を見出すことは難しいが、ひとたび真理を見つけたら「決して手放さない」と神に誓って勇気を示す人がいる国でもある。
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大紀元編集部は、独自に中国国内外のネットの短文投稿サイトなどで、中国人による中国についての風刺ストーリー「中国ネット小話」をまとめている。今回は第6弾。心と環境を投影するネット小話を通じて、独裁体制のなかを生きているがゆえに形成された、今日の中国人の考え方について、知る材料になる。
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