中国国内の自動車生産工場。中国当局が4月に発表した1月~3月の中国GDP成長率は、前年同期比6.9%増となり、政府目標を上回った。しかし数字は「水増しされている」と専門家はかねてから指摘している(GettyImages)

台湾専門家に聞く 中国GDP成長率の信ぴょう性

中国当局が4月に続々と発表した強い内容の経済指標から、中国景気回復は速いペースで拡大しているとの見方が広がっている。しかし、かねてから中国当局は経済統計を水増しているとの声が絶えないため、一部の専門家は、GDP成長率も水増しされた可能性があると指摘する。

中国当局は4月中旬、1~3月期の国内総生産(GDP)を発表した。前年同期比6.9%増となり、当局が設定した成長率目標の「6.5%前後」を上回り、1年半ぶりの高成長となった。

中国遼寧省の陳求発省長は今年1月、同省の人民代表大会(省人代、地方議会に相当)で、域内GDPなどの統計にねつ造があったと認めた。英紙「フィナンシャルタイムズ」は、統計をねつ造するのは遼寧省だけではないと指摘する。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で住宅価格の下落が止まらない。中古住宅は47か月連続で値下がり、100都市のうち91都市で下落。売れているのは安い物件だけ
中国で有線イヤホンが再ブーム。売上20%増の背景は「充電不要」と「安さ」。若者を中心に人気が再燃している
中国で工場停止が相次ぎ、仕事が見つからない人が都市にあふれている。求人は減り、競争は激化
中国でドキュメンタリー映画32本が公開停止。中国という特殊な国をみる上では、見えている情報よりも、検閲で消されている情報にこそ真実がある
中国で若者が心臓外来に殺到。著名人の急死をきっかけに不安が拡大、複数都市で異変が起きている