米ニューヨークに住むケン・バトラー(Ken Butler)さんは、弦楽器作りに長けている。拾ってきたゴミを材料にして、安くてユニークな作品に仕上げる。彼は1978年から作り始め、出来上がった作品はすでに400アイテム以上。実際に演奏もできることから話題を呼んでいる。
自分はアーティストでもあり、又ミュージシャンでもあると言うバトラーさん。自宅の地下室に放置されていた古い斧に、2つの駒と2本の弦をつけたものが最初の作品だ。これをエレキギター用アンプに繋ぎ、弓で弾いてみたところ、バイオリンのようなきれいな音が出た。周りから励まされ、弦楽器作りを始めることにしたという。
バトラーさんがこれまでに利用した材料は、テニスラケット、野球バット、ほうき、歯ブラシ、ゴルフクラブ、家具のパーツ、発泡スチロールなど。すべてゴミ箱から拾ってきたものばかりだ。
これからもゴミを弦楽器に変え続けていくと言うバトラーさん。「自分の身の回りにあるものにも、まだ十分な利用価値があるということを人々に伝えたい」と話した。
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(翻訳編集・豊山)
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