中国閲兵式 大気汚染と保安の珍対策
9月3日に北京天安門広場で開催される抗日戦争勝利70周年の記念行事である閲兵式に関して、中国政府は保安と大気汚染の対策として、工場の大規模操業停止や、交通規制、レース鳩の飛行禁止などを実施することがわかった。また、軍部当局者は「閲兵式は日本などをけん制するためではない」と表明したが、現地日本人社会では、反日行為を警戒する動きもある。
ロイター通信によると、閲兵式当日の青い空を確保するため、深刻な大気汚染に悩まれている北京市周辺の工場や建築現場1万カ所以上が操業停止の命令を受けた。複数の関係者の話では8月中旬からすでに実施している。閲兵式の沿道の住民は「当日は窓に近づくな」という政府通達を受けたという。
中国紙によると、車の通行量を普段の半分に抑える交通規制や、地下鉄の運休と減便も実施。空の安全のため、模型飛行機などは危険物として販売禁止。レース鳩の飛行も禁ずる。一部ガソリンスタンドとホテルは休業。北京の2大空港は当日午前9時半から12時半まで閉鎖。長距離列車の本数も減らされる。
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