北朝鮮 「強制」労働者を中国・ロシアに派遣し外貨獲得=国連
北朝鮮は、外貨獲得のため、中国やロシアへ数万人の労働者を派遣させ、毎年、数十億ドルを集めており、労働者は奴隷に近い条件で働いていることが、10月28日、米ニューヨークで開かれた国連総会で発表された報告書で明らかになった。
報告書によると、大多数の労働者が中国とロシアに送られ、鉱業、林業、繊維、建設産業に従事しており、その他南米、アフリカや中東、東南アジアでも働いている。その数は約5万人にのぼり、現在も増え続けているという。
北朝鮮人権特別報告官マルズキ・ダルスマン氏は総会で、「かなり厳しい財政と経済状況に置かれる北朝鮮では、海外労働者が新しい収入源になっている」と述べた。また北朝鮮当局は「市民・政治権利に関する国際規約」に反しており、北朝鮮からの労働者を受け入れる海外企業は「共謀者」であると非難した。
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