また毒粉ミルク騒動 一部製品に水銀混入

【大紀元日本6月18日】中国国家質検総局(品質監督機関)14日によると、内モンゴル伊利実業グループ有限公司で生産された乳児用粉ミルクの一部製品に水銀が混入しているのが明らかになった。「商品はすでに緊急回収された」と新華社通信は報じているが、粉ミルクに対する消費者の不安は再び広がった。

最近、食品安全リスク監視機構の検査により、一部の乳児用粉ミルクに水銀混入が発見されてから、国家食品質検センターは国家質検総局の指示を受け、国内各メーカーから生産された715種類の乳児用粉ミルクの全商品に対して水銀混入検査を実施した。その結果、伊利グループの乳児用粉ミルクメーカーが生産した一部商品から水銀が検出された。同メーカー以外の乳児用粉ミルクから水銀は発見されなかったという。

14日、内モンゴル伊利実業グループ有限公司は2011年11月から12年5月の間に生産された対象商品の緊急回収を行い、原因究明と善後処置を行っている。

(翻訳編集・坂本)