【大紀元日本9月14日】一頃、スーパーモデルやハリウッド女優は体型を維持するために、一日数リットルの水を飲んでいると言われていたが、本当に効果があるのだろうか。米研究者が肥満患者を対象に行った研究によると、水分補給は減量を促すことが分かったという。
バージニア工科大学のブレンダ・デイビー(Brenda Davy)博士の研究チームは、ダイエットをしている55歳~75歳の肥満患者48人をふたつのグループに分け、一方には食前に2杯の水を飲ませ、もう片方には飲まないよう指示した。同プログラムを12週間継続した結果、水を飲んだグループはおよそ7.03キロ減量したのに対し、そうでないグループは4.98キロの減量に留まった。
同チームはその後1年間、被験者たちが減量後の体重を維持しているかどうかを観察した。その結果、水を飲んでいるグループの方が、ほんの少し結果がよかったという。
デイビー博士は、「ダイエットするなら、より多くの水を飲めば成功しやすいだろう」と指摘する。水の飲みすぎには注意が必要だが、食前2杯くらいは問題ないという。食前の水分補給により満腹感が得られ、食欲が抑えられると同博士は指摘する。
また、同博士によると、「減量の研究の間、水を飲むことで意識がはっきりとし、考え方もよくなったなど、多くの患者からポジティブなフィードバックがあった」という。水分補給には、減量以外のプラス効果もあったようだ。
同研究の論文は先月、米ボストンで開かれたアメリカ化学会(American Chemical Society)の会議で発表された。
(翻訳編集・郭丹丹)
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