【大紀元日本8月25日】昔から「男性は一度に2つの事が出来ない」と言われているが、これを科学的に証明する実験がこのほど行われた。
英紙デイリーテレグラフによると、英ハートフォードシャー大学の心理学者キース・ローズ(Keith Lows)教授は、男子学生と女子学生それぞれ50人に、8分以内に「簡単な数学の問題」「地図の中からレストランを探す」「仮想空間で鍵を探す計画を立てる」という3つのタスクを同時に行わせる実験を行った。学生たちがタスクをこなしている最中、さらに彼らに電話をかけ、質問に答えるか答えないかを選択させる。「答える」と選択した学生は、更に別の常識テストを受け始めるという具合に、被験者はいくつものタスクを同時進行しなければならない。
実験の結果、女子学生は同時に行った4つのタスクの結果が良好である一方、男子学生は鍵を探すタスクで劣っていたという。
ローズ教授は、「男性は女性より空間認識が優れているので、地図や鍵のタスクは女性よりもよく出来るはず」と話す。しかし、「我々が与えた全てのタスクには鍵を探すことを含めて、計画と戦略が必要だった」という。
同教授によると、鍵の捜索タスクにおいて、男性はしばしば広場の中心から捜索を始め、場所全体をカバーしないことが多く、「論理的ではない」探し方をするという。一方、女性はだいたい隅から捜索を始め、その後同心円あるいは線上に捜索を進めていく。このことから、複数のタスクをこなす時、女性の方がより論理的で、問題をしっかりと捉えることができると同教授は指摘している。
(翻訳編集・市村)
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