南シナ海の領有権 米、多国間協議を支持 中国との新たな緊張

【大紀元日本7月26日】23日、ベトナムのハノイで開催された第17回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議で、クリントン米国務長官は、南シナ海の領有権は多国間協議を通して解決すべきという姿勢を打ち出した。

クリントン長官は、米国はASEAN加盟国、中国、その他の国とともに、南シナ海の領有権問題を解決するための国際的な機構を構築していくことを探求していると語った。 国際海洋法に基づいてASEANを通して規定を設けるべきとも加えている。

中国を意識した提案といえる。南シナ海の領有権問題については、中国と東南アジア各国の間で争いが絶えない。特に最近、中国大手企業が同地域で新しいエネルギーや鉱物の埋蔵地を探査する動きに、各国間の緊張が高まっている。

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