【大紀元日本6月13日】アップル社の新製品「iPad(アイパッド)」の利用者にオンラインサービスを提供する米国の電話会社AT&T社は、セキュリティ上の不備により、11万4千件の電子メールアドレスが外部に流出したと発表した。
被害を受けたのは、「iPad」利用者でAT&T社のインターネット接続サービスを利用している顧客のみだという。
AT&T社のこれまでの設計では、利用者がiPadで初めてインターネット接続のログインを行う際、内蔵のSIMカードに利用者の電子メールアドレスが記憶される。それにより、ネットに接続する際に電子メールアドレスが自動的に表示され、手順が簡略化される仕組みになっている。
インターネットセキュリティー会社ゴーツ・セキュリティーズと自称するハッカー組織がその設計に関するセキュリティの不備を発見、約11万4千件の電子メールアドレスを入手したと発表した。その中には、米国の芸能界や政界の多くの有名人のアドレスも含まれているという。
9日、AT&T社はすでにこの問題を解決したとしている。
(翻訳編集・叶子)
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