【大紀元日本5月29日】ここ数年、IT関係を学ぶためにインドに留学する中国人が増えている。90年代生まれの彼らは、自己管理能力に欠ける。送り出す親たちも、金を出すから我が子が苦労しないようメイドを付けてほしいなどと大学側に求める。インドの各大学ではこのような学生を「China one(中国人の一人っ子)」と呼び、入学を拒否する動きがある。
中国紙「長江商報」によると、息子がインドの公立大学に入学することになった母親の胡(フー)さんは、留学仲介機関に、息子のためにメイドを探してほしいと申し入れた。実は、胡さんだけでなくて、湖北省、遼寧省、山東省、広東省など各地でも、そのような親が増え、社会現象となっているようだ。
留学仲介機関の紀燕萍(ジ・イェンピン)さんは、学校側に便宜を図ってくれるように話を持ちかけたが、学校側は、留学生にメイドを付けた前例がないし、中国人留学生だけの面倒をみることはできないと、親たちの申し入れを断った。
紀さんによると、中国の90年代生まれの子どもたちは確かに自己管理能力に欠けているという。実際、インドの大学関係者らが、韓国・日本・ブータン・スリランカ等からの留学生は自己管理ができ自立しており、学校側には迷惑をかけないが、あまり我慢ができず苦労に耐えられない中国人留学生は、何から何まで学校に要求してくるため、学校側の頭痛のタネとなっている、と紀さんに訴えたという。
中国人留学生の学校側に対する要求があまりにも頻繁であるため、インドのある名門大学は「中国人の一人っ子はお断りだ。トラブルに巻き込まれたくない」と明確に意思表示をした。
(翻訳編集・豊山)
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