<今日は何の日?>5月21日 裁判員制度が開始

【大紀元日本5月21日】一年前の今日、 裁判員制度が始まった。最高裁が昨年、裁判員経験者に行ったアンケート結果では「よい経験だった」と答えた人が96・7%と大半を占めており、市民にとって意義深い制度と認知されている。

弁護士側からの見解として、高知弁護士会・日本司法支援センター高知地方事務所(法テラス高知)の弁護士4人は19日、制度について「被告の矯正には好影響」と述べており、「被告にとってもわかりやすい裁判になる」と記者会見で述べた。

また体験者談としては、裁判員に選ばれた新聞記者がレポートを自社の記事として発表している。裁判員を体験した毎日新聞の山中尚登記者は20日、法の裁きに関わった重みや、裁判長らとの交流などを「取材や原稿執筆とは違う重みが、そこにあった」と表現した。

法務省が説明する「裁判員制度」とは、6人の選ばれた国民が裁判官3人と対等にひとつの事件の疑問点について議論し、有罪・無罪の判断に参加する制度。制度の対象となるのは、殺人罪、強盗致死傷罪、傷害致死罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪などの重大な犯罪の疑いで起訴された事件。

(飯村)