【大紀元日本12月11日】中国湖北省「楚天都市報」によると、12月6日に11カ月の女児がメラミンに汚染された粉ミルクを飲んだため、腎臓結石に罹り死亡したことを報道した記者がこのほど、中国当局に始末書を提出するよう命じられたという。この報道は中国国内の各ネットに転載されたが、十数時間後に削除された。
*始末書提出を命じられた
湖北省麻城市在住する女児の馬雪菲ちゃんは三鹿粉ミルクを飲んだため、腎臓結石に罹り6日に死亡した。「楚天都市報」記者・盧水平さんは女児の家族を取材して報道した。しかし、この報道は当日突然に消えた。亡くなった女児の父親・馬雄偉さんによると、同件が報道された後、盧記者に連絡を取ったが、記者から省政府の批判を受けたとし、これに対しての始末書を作成中だと話したという。
一方、中国「中新ネット」では、女児の死亡は腎臓結石とは無関係だとした上、治療および死亡原因の調査はすでに専門家によって分析されたと報道した。これに対して、怒りを覚えた馬雄偉さんは死体解剖を求めたが、病院側に拒否された。
(翻訳編集・余靜)
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