中国の民衆と法輪功学習者のために、声を出そう=カナダ政府元高官
【大紀元日本9月15日】カナダ政府元高官デービット・キルガー氏と国際人権弁護士デービット・マスタ氏、法輪功スポークスマン張而平氏が9月12日、豪州・ブリスベーンで、「今日の中国を認識する」と題するシンポジウムを共同開催した。人権問題に関心ある100人あまりが出席。キルガー氏は、知り合いの法輪功学習者はみな善良かつ優秀な人ばかりであると説明し、各界に対し、中国当局による中国国民および法輪功学習者への迫害をやめるよう呼びかけた。キルガー氏の発言は次の通り。
1999年から、中国共産党は法輪功学習者への集団迫害を始めた。国内外において、誹謗中傷の宣伝を繰り返し、基本的人権を剥奪するなどの手段を用いてきた。法輪功迫害を正当化するために、中国全土でねつ造された宣伝が溢れている。私は40数カ国の法輪功学習者と接触してきた。彼らは非常に他人思いで、多くは高い教育を受けていた。
中国国内の法輪功学習者は人々に迫害の真相を明かすため、天安門広場に訪れ、国民に無実を訴えようとするが、逮捕される羽目になる。また、法輪功の修煉を放棄しないため、自宅から強制連行されるなど不当な扱いを受けるが、その際でも、暴力に訴えるなど抵抗はしない。ある日、私はアテネの公園に座っていたとき、地面に一枚のコインが落ちていた。拾おうとする私に、一人の法輪功学習者は、「これはあなたのお金でないため、もらってはならない」と言ってくれた。このような道徳の高い人たちは、中国で迫害と弾圧に遭っている。21世紀のいま、このようなことが進行しているのは、誠に信じがたいことだ。
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