【大紀元日本8月26日】黄香は東漢江夏の人。九歳のときに母を亡くし、母への思いは一際深いものがあり、人々は彼を孝行者と褒め称えた。
黄香は勤勉で、辛さを恐れず、誠心誠意父に仕えた。夏の暑いときは、彼は団扇で父の枕と御座を扇いで涼しくし、冬の寒いときには、自分の体で父の布団を暖めた。彼が十二歳になったとき、太守(郡の長官)の劉護がその孝行振りを聞き及んだ。そこで、彼を役所に招いて、「門下孝子」の扁額を贈り、孝行振りを称えた。
黄香は幼くして古典を熟読し、博学で文に長けていた。彼の書く文は江夏の町にその名が広く知られ、人々は彼を「天下第一、江夏に黄香あり」と褒め称えた。
(出典:『二十四孝』)
(翻訳・瀬戸)
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