【大紀元日本5月9日】かつて経済成長期まで日本のどこでも日常的に見られた鯉幟の民族習慣も、平成の世になると、むしろ地方の町興しイベントで使用され、都心では民間で見られることが少なくなった。
関東では、相模原と館林などが有名で、ギネス記録にも認定されているようだが、都心の鯉幟はどこか淋しげで、「市民権」も所在無さげだ。都心へ行けば行くほどディスプレイするスペースがなく、しかも核家族化で少子化のブームを受け、児童の数が激減していることもその一因であろう。
3月3日の雛祭りとともに5月5日の鯉幟も、その市民権は地方の町興しに委ねられつつあるのが関東の現状だ。
東京・南麻布:少ないスペースを利用して大使館街を泳ぐ鯉幟(大紀元)
東京・恵比寿:新築高層ビル街の谷間に泳ぐ鯉幟(大紀元)
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