欧州政界・メディア業界に衝撃、中国臓器狩りの黒幕=カナダ調査団

【大紀元日本4月3日】3月30日、独フランクフルトで開かれた「中国人権および経済内幕」を題にした特別専門研究討論会で、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏およびカナダ政府元大臣のデービッド・キルガー氏がファールンゴン(法輪功)学習者を対象とした臓器狩りに関する調査報告を行い、注目の焦点となった。主催者の独国際人権協会(International Society for Human Rights)は当日の記者会見で、この事実を重点に、中国共産(中共)党統治下における人権問題悪化を取り上げた。これに対して、独メディア各社は大々的に報道した。独議会議員は研究討論会の閉会の挨拶時、独の人々に対して臓器狩り事実をさらに公開すべきだと強調した。

マタス氏およびキルガー氏は百人以上の来場者、多数メディア代表者たちに対して、両氏の主な調査内容・結果を紹介し、インターネットの中共当局公開統計数字によるものにしても、または、大陸への電話取材により得た結果ても、これまでに公開した34項目の証拠はすべて同じ結果を示している。すなわち、中共当局に監禁されているファールンゴン学習者たちはシステム的に殺害され、臓器狩りの対象とされ、高価による売買が行われていることが実在することだ。ノルウェーから来たファールンゴン学習者は、自分が中国で監禁された期間中に、意味不明の健康診断が行われたことを紹介し、のち出国後、ようやくそれが中共側の臓器貯蔵データを保管するためのものであることが分かったと語った。

2008年北京五輪が近づき、民衆も中国問題に強い関心を示すようになった。特に人権団体およびメディア関係者はこれを機に、中共統治下で繁栄を見せる表面とその裏面の真相を明らかにしている。カナダ調査団の両氏の報告は、人々に驚愕の事実を与えただけではなく、来場者からはこの問題をどう解決すればよいのかの質問が多く提起され、さらに多くのメディアの強い関心を引き寄せた。

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