中華調味料 五香粉の薬用効果

【大紀元日本7月23日】五香粉(ウーシャンフェン)とは、五種類の香辛料を合わせて粉末にしたものです。この五種類の香辛料とは、山椒(サンショウ)、八角(ハッカク)、桂皮(シナモン)、丁子(クローブ)、小茴香(ウイキョウ)、陳皮(チンピ)です。中国では、地方によって組み合わせが多少違うこともあります。

五香粉は、肉や魚の臭みを消し、独特の香りで料理の風味付けに使われるほか、非常に重要な薬用効果があります。もともと、五香粉の材料はすべて生薬として使われているものです。その薬用効果としては、

1.この5種類の生薬はすべて辛温の性質をもち、胃腸を温め、消化を促進する効果があります。

▶ 続きを読む
関連記事
胸痛は狭心症や心筋梗塞の前兆で、放置すれば命にかかわります。血栓を防ぐ薬膳2選と、心臓を守る4つの習慣を紹介。胸の痛みや息切れなどのサインを見逃さないことが重要です。
腎を補う前に――まず胃腸を整える 冬は「水の季節」とされ、体の中では「腎」に関係が深い時期です。ですから冬にな […]
ダイエット成功の鍵は、量を減らすことではなく代謝の根本を整えること。水溶性食物繊維で腸を整え、中医学の健脾祛湿で巡りを改善。牛肉とトマトのスープは、無理なく続けられる理想の痩せメニューです。
立冬は肺が弱まり腎が冷えやすい季節。今年は金気が不足し肺の働きが乱れやすいため、五臓の調和が重要です。白菜や豚肉を使った温かい料理で脾と腎を温め、気血の巡りを整えましょう。
秋冬は湿気と乾燥が重なり、脾胃と肺が弱りやすく便秘が増える季節。セロリは気の巡りを促し、エリンギは腸を潤し、牛肉は胃腸を温める食材。三つを組み合わせることで、気血が整い、自然な排便リズムが戻ります。