二億年前「靴の跡」化石、何を物語っているのか
【大紀元日本5月7日】報道によると、ウルムチ市に在住している定年退職した教師が30年にわたり収集していた数百点の古生物化石はこのほど、中国科学院新疆生態及び地理研究所の標本館で展示され、大騒ぎになった。この物議を醸した展示品には、一点は二億年前の「靴の跡」化石で、そのほか四点は胸びれと尾ひれがある鳥類化石である。
「靴の跡」化石は、1997年にウルムチ市内にある紅山の上で発見されたものである。一枚の岩石の上に、26センチほどの靴跡がはっきりとついている。この靴跡は、明らかに重ねている革靴の印であることを示している。しかも、この靴跡の後半部分には、一枚の13センチの古いタラの化石がある。
発見者の説明によると、化石裏面の受力状況によって、これが左足の踏んだ痕跡だと判断できる。古いタラは上部中生代二畳紀時期に生息していたので、この化石は二億年前のものと推定できる。
関連記事
「触れていないのに『わかる』——?」最新研究が、人間に第七の感覚ともいえる“遠隔触覚”の存在を初めて実証。砂の下の物体を探知できる驚きの能力と、その仕組み・応用可能性を紹介する興味深い内容です。
アリでヨーグルトを作る——驚きの伝統製法を科学者が再現。牛乳にアリを入れて発酵させる独特の知恵と、その科学的メカニズムを解明した注目の研究。食文化の奥深さを感じる興味津々の内容です。
星間彗星3I/ATLASが近日点通過時、軌道が相対論では説明できない異常を示した。科学界では人工的制御の可能性も議論されている。
世界一乾いた砂漠に、奇跡の花畑が広がった――チリのアタカマ砂漠で起きた幻想的な自然現象。その裏に隠された“生命のしくみ”とは?
太陽フレアの温度は従来の推定より最大6.5倍も高い可能性があるとの最新研究。半世紀の謎に迫る発見とは?